NPO法人 緩和ケアサポートグループ
2009年度 第1回 高齢者ケア学習会が行なわれました。
高齢者をささえる福祉・医療と市民社会
講 師:河 幹 夫
神奈川県立保健福祉大学 教授
元 厚生労働省社会保障担当参事官
元 内閣府大臣官房審議官(NPOおよび国民生活担当)
皆さま
蝉の声が秋の虫の声にかわってきて、ゆく夏を惜しむころとなりました。
高校野球も、世界陸上も熱かったですね。
さて、去る8月27日(木曜日)暑い午後に
高齢者ケア学習会が開催されましたので、その模様をご報告いたします。

参加者は14名。少人数だけに、ゆったりと、講義を聞くことができました。
タイトルは「高齢者をささえる福祉・医療と市民社会」。
講師は元 厚生労働省社会保障担当参事官で
元 内閣府大臣官房審議官(NPOおよび国民生活担当)の河 幹夫さん。

社会保障制度整備に長年関わってきたなかでまとめた
「社会保障のサービス給付の構造」という難しげな図が提示されましたが、
例えはわかりやすく、ヒューマンサービス授受(舞台の上での演目)と、
サービスを支援する費用(舞台の演目を支える舞台装置)の仕組みを学びました。
このような俯瞰図を念頭に、私たちの活動の位置付けを確認しつつ、
演目がよく演じられるために役立つにはどうしたらよいか、
考えていく必要があります。
関心の高い参加者の方々と講師との質疑応答もあり、
臨床実践で考える視点とはまた違う視点に
気づくことができたように思います。
講師が身内なので、身びいきかもしれません(笑)・・・
次の学習会の予定が決まりましたら、またお知らせいたします。

2009.08.28
NPO法人 緩和ケアサポートグループ
理事長 河 正子